帰宅するなり扉を早く閉めろと催促されました。
ムッとする怒りを抑える間もなく、その理由がすぐに分かりました。
小さなお客さまが我が家のこたつに鎮座しているのです。
そして、間髪入れずに2泊3日の宿泊申請(事後)と事情説明を家族から受けました。
ちなみに我が家の掟として12㎝以上のペットを飼うことは厳禁です。
さっきまで寝ころんでいたお客さまは、何かを言いながら私にすり寄って来ます。
すると、掟を定めた身である私は、威厳ある態度をとることができない。
どうやらこの世に生を受けたばかりのようで、人見知りというものを知らないようです。
得体のしれない不思議な魅力を持った方です。
そして、いつの間にかその小さな存在は、我が家に癒しや温かさを与えてくれていました。
お帰りになるので見送ると、加齢も手伝ってなのか、無性に寂しさを感じてしまいました。。(原)